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インフルエンザ2025|潜伏期間・出席停止期間・予防接種の時期と費用を解説

予防接種を受ける女性と看護師のイメージ(インフルエンザ予防接種2025)

本記事では、インフルエンザ予防接種の時期や料金、助成制度をわかりやすく解説します。


この記事は2025年11月時点の制度を元に作成しています。
最新の内容は自治体の公式サイトをご確認ください。

インフルエンザの予防接種はお済みですか?

今年(2025年)もインフルエンザシーズンに突入しました。(早くも、筆者の子どもたちの学校では9月にインフルエンザによる学級閉鎖もありました。)

2025年のインフルエンザ予防接種は、10月初旬からスタート。
「潜伏期間は?」「出席・出勤停止期間は?」
「いつ打つのが効果的?」「費用はいくら?」「自治体の補助はある?」
——そんな疑問をやさしく解説します。
また、高齢者・子ども・企業健保の助成制度まで、最新情報をまとめました。
この記事を読めば、接種前に知っておきたいポイントがわかります💡

さらに、家庭でできる感染対策グッズ(マスク・アルコール消毒・ハンドソープなど)も紹介しています。

予防接種+日常の対策で、冬を安心して過ごしましょう。

もくじ

🌡️ 2025年のインフルエンザ流行はいつ?流行時期の傾向

2025年10月3日発表の厚生労働省感染症情報によると、9/22〜9/28の感染症発生動向調査で、インフルエンザの定点あたり報告数が1.04隣、流行開始の目安である1.00を上回ったことから、今年もインフルエンザが流行シーズンに入った、との記載がありました。

出典)厚生労働省:「インフルエンザの発生状況をお知らせします」

2024年の発生状況との流行時期の比較

厚生労働省のインフルエンザに関する報道発表資料によると、昨年(2024年)にインフルエンザが流行シーズンに入ったとされる定点あたり報告数が1.00を超えたのは第44週(10/28〜11/3)でした。

出典)厚生労働省インフルエンザに関する報道発表資料(2024/2025シーズン)

したがって、例年より約1ヶ月ほど流行が早まっており、10月〜12月にかけて流行が拡大する見込みです。

*定点あたり報告数は、2024/2025シーズンは、2024年12月16日時点で40を超えていました。(出典:厚生労働省 インフルエンザ定点当たり報告数推移

インフルエンザの潜伏期間・出席停止期間まとめ

ウイルス感染拡大を警告する黄色いテープのイメージ
感染拡大を示す警告テープのイメージ。インフルエンザなどの流行期には注意が必要です。

潜伏期間は何日?

インフルエンザの潜伏期間は、一般的に1〜3日程度とされています。
感染してもすぐに発症しないため、知らないうちにウイルスを広げてしまうことがあります。

出勤・出席停止期間はいつまで?

学校保健法に基づくインフルエンザの出席停止期間を示す日本学校保健会の資料ページ
出典:日本学校保健会『学校において予防すべき感染症の解説』より。インフルエンザは「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)」を経過するまで出席停止とされています。

インフルエンザにかかった場合、学校や職場をどのくらい休むべきか迷う方も多いですよね。

出席(出勤)停止の期間は、学校保健安全法および日本学校保健会が発行している
『学校において予防すべき感染症の解説』で明確に定められています。

インフルエンザの出席停止期間は、「発症した後5日を経過し、かつ解熱後2日を経過するまで(幼児は3日)」と定められています。
出典:日本学校保健会「学校において予防すべき感染症の解説」(令和5年度版)

つまり、たとえ熱が下がっても、まだ感染力が残る期間は登校・出勤を控える必要があります。
特に子どもの場合は解熱後も3日を目安に、医師の指示に従って登校再開のタイミングを判断しましょう。

💉 インフルエンザ予防接種はいつからいつまで?効果が出る時期

接種開始の目安

インフルエンザワクチンは、約5ヶ月にわたり一定の効果があると言われており、最初にワクチン接種をしてから1〜2週間でウイルスに対する免疫ができ、2〜3ヶ月は免疫機能の高い状態が続くと言われています。

日本では例年ピーク時期が1月ごろからですので、多くの医療機関でインフルエンザワクチンの予防接種は10月初旬から全国の医療機関で接種がスタートするのはこのためです。

ただ、今年は例年より1ヶ月「流行」時期が早まっています。
病院予約についてはインフルエンザ流行シーズンになりますと予約が集中することがあり、特に、生後6ヶ月から13歳未満のお子様の場合、2回接種が必要ですので、余裕をもって早めのご予約&接種をおすすめします。

接種タイミングの注意点

早すぎず、されど遅すぎず

筆者は昨年(2024年)、12月21日に子どもたちとともにワクチン接種を行いましたが、その1週間後の年末に見事にインフルエンザに罹ってしまいました(苦笑)遅すぎましたね。。

その反省も踏まえ、2025年は10月10日に子どもたちの1回目と筆者自身の接種を完了いたしました👍️✨️(子どもたちの2回目は11月10日に接種*1回目から4週間の間隔をあけることが推奨されています。)

接種回数は大人が1回、13歳未満は2回

大人(13歳以上)は1回接種、13歳未満は2回接種となっています。

13歳未満の場合、1回目の接種から2〜4週間程度の間隔を開けて2回目の予約が必要です。2回の接種が必要なのは、2回接種後のほうがより高い抗体価(血液検査で測定できる抗体の量)の上昇が得られることが報告されているためです。これを、ブースター効果といいます。

免疫効果を最大化するために、1回目接種からできれば4週間の間隔を開けることが推奨されています。

2025年版|【自治体別】インフルエンザ予防接種の費用・補助金まとめ

※2025年11月時点の参考価格です。

自治体によっては助成制度がありますので、詳細についてはお住まいの自治体ホームページをご確認いただくのをおすすめしますが、一例を下記に記します。ご参考まで✨️

🏔 北海道|インフルエンザ予防接種 助成制度 まとめ 2025年度

自己負担 1,400円
無料対象あり(要証明)
  • 実施期間:2025年10月1日(水)〜 2026年1月31日(土)
  • 対象:札幌市に住民登録がある方で
    ① 満65歳以上
    ② 満60〜65歳未満で心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能に障がい(身体障害者手帳1級相当)

※実施期間中でも医療機関によって接種日が異なります。定期接種は期間中1回のみ対象。

料金免除の対象と必要書類

対象区分持参する証明書備考
生活保護受給世帯生活保護受給証明書/保護変更決定通知書 など最新のもの
市民税非課税世帯後期高齢者医療被保険者証(保険料が第1〜第3段階) など有効期限内

※2025年11月時点の情報をもとに作成。最新情報は札幌市公式HPをご確認ください

詳細:札幌市 高齢者インフルエンザ定期予防接種

👶 子どもの助成
子ども(小学生・幼児)については、現時点で市の公式案内に“助成あり”とは明記されておらず、接種は任意予防接種として実施され、費用は医療機関が定める自己負担となる場合が多いです。詳細は受診先医療機関または市の公式サイトで確認してください。」
👉 札幌市公式ページはこちら

🏙 東京都港区|高齢者向け インフルエンザ予防接種 助成 2025年度

自己負担 無料
区の予診票が必要(9月下旬に個別送付)
  • 実施期間:令和7年10月1日(水)〜 令和8年1月31日(土)
  • 対象:満65歳以上の区民満60〜64歳1級相当の障がい(心臓・腎臓・呼吸器・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能)

※接種期間中1回まで。区指定医療機関で、区の予診票を使用してください。

主要ポイント(高齢者)

項目内容
対象者満65歳以上/満60〜64歳で上記機能障がい(1級相当)
接種回数期間中1回
自己負担無料
必要書類区発行の予防接種予診票(有効期限内)
自己負担になる例2回目以降/予診票の有効期限外/23区内の指定外医療機関/区の予診票を使わない/令和7年度発行以外の予診票 など

※本ブロックは2025年11月時点の港区案内に基づき作成。最新情報は港区公式をご確認ください。

詳細:東京都港区 高齢者インフルエンザ予防接種

🏙 東京都港区|子ども向け インフルエンザ予防接種 助成 2025年度

助成額 1回あたり4,500円
区の「子ども任意接種 予診票」必須
  • 実施期間:令和7年10月1日(水)〜 令和8年1月31日(土)(フルミストは最終有効:令和8年1月23日(金))
  • 対象:接種日に港区に住民登録があり、生後6か月〜高校3年生相当年齢

※助成は医療機関窓口で4,500円減額。差額は自己負担。償還払い制度はありません。

主要ポイント(子ども)

項目内容
対象年齢生後6か月〜高校3年生相当年齢(接種日に港区在住)(平成19年4月2日~令和7年7月1日生まれの人)
助成回数 HAワクチン(皮下注)
・生後6か月〜13歳未満=2回/・13歳以上〜高3相当=1回
フルミスト(鼻腔噴霧):2歳〜高3相当=1回
※同年度にHAとフルミストの併用助成は不可(どちらか1種類)
助成額1回あたり4,500円(差額は自己負担)
必要書類令和7年度 港区子ども任意接種 予診票(9月下旬に個別送付)/母子健康手帳/本人確認書類
注意事項港区指定の予診票がない場合は助成不可/港区転入前の接種と転出後の接種については助成の対象外/医療機関ごとに実施日が異なります

※本ブロックは2025年11月時点の港区案内に基づき作成。最新情報は港区公式をご確認ください。

詳細:東京都港区 令和7年度子どものインフルエンザ予防接種

<関東エリア>子どものインフルエンザ予防接種助成に関して

東京都内では、区内の指定医療機関で接種を受けた場合、区によって子ども(乳幼児~高校生相当)へのインフルエンザ予防接種助成が実施されています。(港区では1回あたり4,500円の助成)。また、区によって、令和7年度:2025年度から、経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト®点鼻液)」も助成の対象となっているところもあります。

詳細はお住まいの区の公式サイトでご確認ください。

🌸 大阪市|高齢者向け インフルエンザ予防接種 助成制度 2025年度

自己負担 1,500円
生活保護・非課税世帯は無料(要証明)
  • 実施期間:令和7年10月1日〜令和8年1月31日(期間内に1回)
  • 対象:満65歳以上 または 満60〜64歳で重い障がい(身体障害者1級相当)

※対象外の方は任意接種(全額自己負担)となります。

主要ポイント(高齢者)

項目内容
自己負担額1,500円(対象者)
無料対象生活保護受給世帯/市民税非課税世帯(証明書提出で無料)
接種回数実施期間中に1回
対象者① 満65歳以上
② 満60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能に重い障がい(身体障害者手帳1級相当)
注意事項期間外や2回目接種は全額自己負担。医療機関によって開始・終了時期が異なる場合あり。

料金免除の対象と必要書類

対象区分持参する証明書備考
生活保護受給世帯生活保護受給証明書/保護変更決定通知書 など最新のもの
市民税非課税世帯介護保険決定通知書(保険料が第1〜第4段階)/負担限度額認定証 など医療機関で提示

※2025年11月時点の大阪市公式情報をもとに作成。

詳細:大阪市インフルエンザワクチン接種について

👶 子どもの助成
なお、大阪市については、子どものインフルエンザ予防接種費用助成はありませんが、市町村によっては独自の助成制度があります。お住まいの自治体ホームページをぜひチェックしてみてください😉一部抜粋しておきます。

🌸 大阪府|子ども向けインフルエンザ予防接種 助成(高槻市・箕面市) 2025年度

  • 実施期間はいずれも 令和7年10月1日(水)〜 令和8年1月31日(土)
  • 接種回数の目安:13歳未満=2回 / 13歳以上=1回(医師判断で2回の場合あり)

※自治体により対象年齢・方式・注意点が異なります。最新情報は各市の公式発表をご確認ください。

比較一覧表

市区 助成額・方式 対象年齢 接種回数 実施期間 備考
高槻市 接種1回につき1,000円助成 接種日現在で生後6か月〜中学3年生 13歳未満:2回13歳以上:原則1回
※医師が2回必要と判断した場合は助成対象
令和7年10月1日〜令和8年1月31日 詳細:高槻市「子どものインフルエンザ予防接種費用の一部助成」
箕面市 1,000円割引クーポン×2枚を対象者へ送付
1回の接種につきクーポン1枚使用(合計2回で2,000円)
フルミスト接種は1回で2枚まで使用可(助成は1回のみ)
接種日時点で生後6か月〜小学校6年生の市民 13歳未満:2回(2〜4週間間隔)/13歳以上:1回 令和7年10月1日〜令和8年1月31日 詳細:箕面市「子どものインフルエンザ予防接種費用を助成します」

※(2025年11月時点)。詳細は各市の最新案内をご確認ください。

勤務先の健康保険組合の補助制度もチェック🔍️!

お住まいの自治体の助成に加えて、一部の健康保険組合(例:トヨタ健保など)でも、接種費用の補助を行っています。

例えば、日本年金機構健保では1人あたり最大3,000円まで補助、トヨタ販売連合健康保険組合では1人あたり最大2,000円の補助(年度内1回)という例があります。ご自身の健康保険組合でも補助があるか、公式サイトなどで一度チェックしてみてくださいね。

日本年金機構健康保険組合

トヨタ販売連合健康保険組合 インフルエンザ予防接種補助事業

また鹿児島市では、市独自のインフルエンザ予防接種に対する助成制度はありませんが、鹿児島県医師会に加入している医療機関や健康保険組合等によっては、独自の助成制度が実施されている場合があります。

鹿児島県 歯科医師国民健康保険組合インフルエンザ予防接種助成金

鹿児島県歯科医師国民健康保険組合 インフルエンザ予防接種助成金

「費用確認」を仕組み化する

冬になったら気になるインフルエンザの予防接種ですが、医療機関によって価格に差がある費用を調べるのも面倒だし、「接種しても、それとは型の違うインフルエンザウイルスに罹ったら意味ないよね」と思われる方もいらっしゃると思います。

接種を前提としていますが、筆者はこのように近隣クリニックを4つほどピックアップして一覧を作成しています。こういうものがありますと、毎年それぞれのwebサイトを確認して変更がないかチェックするだけでよいので、ご参考になれば幸いです。

病院名AクリニックB診療所C内科D耳鼻科
予約不要web予約不要
13歳未満(1)2,5001,750 2,7502,000
13歳未満(2)2,0001,7502,7502,000
65歳未満3,0003,5003,3003,000
合計*15,00014,00017,60014,000

*13歳未満子供二人(それぞれ2回接種)、大人二人の4人家族の場合

また、「今年受けようかどうしようか」と迷ったときのために、下記の表も作っております。
病気に罹患しなければ、時間もお金も節約できます🌸ご参考まで🌸

仕事を休む(2日)19,200最低賃金(1,200円ライン)の8時間/日 労働の場合
通院・検査・薬局代12,000病院で待つのもしんどい
合計31,200

コロナワクチンとの同時接種・副反応まとめ

コロナワクチンとの同時接種は?

インフルエンザ予防接種については、コロナワクチン接種との同時接種が可能です。

しかし、インフルエンザ予防接種は予約は不要だけれども、コロナワクチン接種は予約が必要、などの要件がある場合がありますので、接種を希望するクリニックに確認してみましょう。

副反応

接種部位の腫れや痛み、軽い発熱や倦怠感といった軽い症状が一時的に出ることがありますが、通常は1〜2日でおさまります。

接種後の運動はしていいの?

接種当日の激しい運動は避け、ジョギングや筋トレは翌日以降に行うのが安心です。

💡予防接種だけじゃない!家庭でできるインフルエンザ予防対策【感染を防ぐ3つの習慣】

予防接種に加えて、日常生活の中でできる感染対策もとても大切です。
マスク・手洗い・加湿器などの基本的なインフルエンザ予防方法は、厚生労働省でも推奨されています。(厚生労働省:インフルエンザQ&A )
ここでは、実際に多くの方が取り入れているおすすめの対策グッズをご紹介します。

🧴 基本の感染予防グッズ3点セット

不織布マスク

→ 花粉やウイルス対策に。包装タイプなら持ち歩きにも便利です。

こちらの商品は、お子様サイズも展開があります😷

アルコールジェル

ハンドソープ

💡ポイント:
「マスク+手洗い+消毒」は基本の3セット。特に混雑する場所に向かう際には、引き続き意識しましょう。

📄 正しい手の洗い方✋️

詳しくは厚生労働省の公式資料「正しい手の洗い方」をご覧ください👇

まとめ:予防接種は「早め・確実・家族みんなで」

ワクチン接種について

  • 接種開始:10月初旬〜
  • 効果持続期間:約5か月
  • 助成制度:自治体・企業健保・医療機関によって異なる

予約が混み合う前に、同時接種/副反応についてもお早めにかかりつけ医で確認を✨

日常の小さな工夫で冬を元気に

  • 予防接種+日々の感染対策で「かかりにくい体」をつくる
  • こまめな手洗い・うがい・加湿が基本
  • 栄養と睡眠をしっかりとって、免疫力をキープ

冬本番を迎える前に、ぜひ早めの予約をしておきましょう。
家族みんなで健康な冬を迎えたいですね☃

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出典


💡 この記事は一般的な情報に基づいて作成しています。
実際の接種にあたっては、かかりつけ医や医療機関にご相談ください。

🌿✨️良い一日を✨️🌿

ここまで読んでくださってありがとうございます🌸 「いいね✨」と思っていただけたら、ぜひ❤️を押して応援してもらえると嬉しいです✨️
                                 詩より🌿✨️